|
[ シンポジウム ] クリエイション・コア東大阪 <2004年10月号>
|
|
|
 |
| ▲人工衛星の可能性について語る、株式会社アオキ代表取締役・東大阪宇宙開発協同組合理事長の青木豊彦氏 |
![]() |
8月20日、東大阪市において、クリエイション・コア東大阪南館開所セレモニー、及び完成記念シンポジウム「ものづくりインキュベーション!―産学官による新産業・新事業創出の課題と展望―」が行われた。本学はその中にある産学連携オフィスに同志社大学と共同入居し、企業との共同研究を進めることになる。
クリエイション・コア東大阪とは、ものづくりに関する総合的な支援施設である。東大阪市は中小企業の集積地。それらの技術・経営や新事業を支援するために、地域公団が新事業創出促進法に基づき整備した企業支援型の公的賃貸施設だ。
南館の施設である産学連携オフィスとは、各大学のコーディネーターが大学の持つ技術、デザイン、マーケティングなどの多様な能力を中小企業に橋渡しする機関だ。
クリエイション・コア東大阪北館は昨年8月に完成しており、そこでの活動は既に始動。企業の活動を紹介する常設展示場、相談窓口などが設置されている。今回、南館が完成したことでクリエイション・コア東大阪は完全な形になった。
セレモニーで、近畿経済産業局地域経済部次長の上村良次氏は「南館に13大学が入ることによって、東大阪はより活性化するだろう。産学官共同体制で東大阪から関西へ、ひいては日本の経済活性化につながれば素晴らしいことだ」と述べた。
完成記念シンポジウムでは、講師に経済産業省近畿経済産業局長の福水健文氏と、株式会社アオキ代表取締役・東大阪宇宙開発協同組合理事長の青木豊彦氏を招いて開かれた。福水氏はスクリーンに映された図を用いながら今後の経済、新産業について説明した。「これからのものづくりには、消費者からいかに必要とされるかと、産学連携による変化。この2点が求められる」と語った。
「やったろう関西!」のCMでおなじみの青木氏は、05年打ち上げ予定の小型人工衛星「SOHLA-1(まいど1号)」の計画をスタートさせた中心人物。この計画、実は若者の東大阪の企業への就職率が低くなったため、どうやって引き込むか考えた末のものだった。「このクリエイション・コア東大阪によって東大阪の知名度が広がれば、人々はその企業・技術に関心を持ってくれるはず」と述べた。
シンポジウムのタイトルにもなっているインキュベーションとは、英語で「卵からふ化する」の意味。これからのクリエイション・コア東大阪、そして中小企業の飛躍を期待したい。
龍谷大学新聞社
掲載内容の無断転載を禁止します。
Copyright 2004 Ryukoku Univ. Press All rights reserved.
|