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[ シンポジウム ] 補助犬について学ぶ 望まれる社会的認知の拡大 <2005年1月号>

 昨年12月13日、本学瀬田学舎4号館209教室にて、シンポジウム「出会いはpriceless!!補助犬から考えるみんなのまちづくり」が開催された。

 このシンポジウムは、補助犬の存在やその働きを多くの人に知ってもらい、誰にとっても住みやすいまちづくりについて考えることを目的としたもの。レストランやホテルなどへの補助犬の受け入れを義務づけた「身体障害者補助犬法」の完全施行から1年が経過したのに合わせ、本学福祉フォーラムと龍谷ボランティア・NPO活動センター瀬田の共同開催で行われた。

 会場には学内外から多くの参加者が集まり、熱心に耳を傾けていた。また、参加した視聴覚障害者のために、手話や要約筆記などの、さまざまな福祉的配慮がなされていた。

 講師には日本補助犬アカデミー事務局長の橋爪智子氏、盲導犬ユーザーの前田眞里氏、聴導犬ユーザーの奥村信子氏、介助犬ユーザーの江田祐紀氏が招かれた。

 和やかな雰囲気で進められたパネルディスカッションでは、橋爪氏を中心に補助犬ユーザーの3人が盲導犬、聴導犬、介助犬の役割や意義などについて話し、参加者からの多様な質問にも答えていた。

 身体障害者補助犬法については、法の施行前と後で何が変わったのかなど、ユーザーそれぞれの体験を交えた議論がされていた。

 現在、日本では約千頭の補助犬が活動している。しかし、その数は希望者のニーズに対して、全く足りていない現状にある。橋爪さんは「すべての人が、いつ何時障害者になるか分からない。もっと多くの人の理解が必要だ。補助犬への社会的認知が広がってほしい」と語った。

 橋爪氏は誰もが住みよいまちづくりに関しても「『私たちにとって暮らしやすい』は『本当にみんなにとって暮らしやすい』のかということを考えてほしい」と述べた。

 本学社会学部の学友でもある江田氏は「補助犬利用者とその周りの人たちが、もっとお互いを理解し合うことが大切だ」と話した。
(堀川和也)


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