本学深草学舎顕真館において、第107回顕真館公開講演会が6月15日、行われた。
今回の講演には北九州教育改革アドバイザーで、夜の子供相談室代表の外松太恵子氏が招かれた。「それぞれのいのち、それぞれの光」と題したこの講演には学友のみならず、一般の聴講者も訪れた。 外松氏は今回の講演で日常の生活、またアドバイザーなどの仕事で子供たちと触れ合った経験から、仏法に出会うことの意味を語った。 子供を亡くした時から始めた「ハッピーバースデイお経」。これは亡くなった方のことを忘れないということと、そうしていろいろなご縁によって気付かされた「私は生かされて生きている」ということへの感謝の気持ちを表す一つであるという。 また、近年の子育ての傾向を述べ、そこから見い出せる問題点を語った。この中で外松氏は、子供の「抽象的物事を言語化することへの苦手意識」と「聴覚的なものより視覚的情報を処理することを得意とする」という2点から、目に見えない感動に出会うことが少なくなっていると述べた。 そしてうれしい、悲しいといった抽象的な気持ちを表現することの大切さ、それを相手に伝えることの重要性を再認識し、家庭の中で少しずつ育むことが必要だと提言した。 最後に外松氏は最高のカウンセリングとはその人の心に気持ちを傾けることであると述べ、それは悩んでいる人、喜んでいる人、さまざま々な人とめぐり会い、共に喜び悲しむこと、それを仏教から学んだと語った。
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