働くことの意味や、会社という組織を肌で感じたい。これは就職活動をスタートさせた3回生だけではなく、多くの学友が思っていることではないだろうか。
法律事務所 夏休みをフル活用して、私は大阪の大手法律事務所へインターンシップに行くことにした。皆さんには、この研修の体験から、少しだけその概要を紹介しよう。 私がその事務所で体験したのは、来訪したクライアントとの相談の同席、裁判記録の閲覧、裁判傍聴、現地調査、弁護団の打ち合わせなど。 研修期間、数多くの印象的な事件に出会った。いじめによりPTSDとなった少年。その両親が起こした、不法行為に基づく損害賠償請求事件をはじめ、保険金詐欺事件等、どれも衝撃的な事件を目の当たりにすることとなった。 C型肝炎の薬害訴訟という話題性のある事件についても、弁護団の打ち合わせや、傍聴席が埋まるほど関心の高い裁判を傍聴できたことはとても貴重だった。 とかく弁護士の仕事量が膨大であることを、何より痛感させられた。その忙しさは聞くところ以上で、一緒にいるとひしひし伝わってくる。弁護士は頭の良さだけではなく、体力・精神力がなければやっていけないと実感した。 『百聞は一見に如かず』。現代社会ではありとあらゆる情報が簡単に手に入る。そこから自分の中で勝手にその仕事、業界への固定観念を作ってしまいがちだが、実は全く違うこともある。 企業でバリバリ働く人と話せる機会というのは非常に稀(まれ)だ。就業体験以上に価値があるのは、その現場で働いている生の社会人と直接話ができることだろう。 01年度、全国でインターンシップを行った学生は2万5972人(文部科学省調べ)。その後、年々増加傾向にある。 インターンシップという一つの機会を見逃さないでほしい。普段の学生生活では決して味あうことのできない経験や出会い。これは必ず今後の人生の財産となるはずだ。 イベント企画・製作・運営会社 夏休みを利用し、私は2週間、京都のイベント企画・製作・運営会社にインターンシップへ行った。私が研修で得た体験を紹介しよう。 イベント業界は、時期によっては、イベントが重なり忙しくなる。今回は、京都で行われている京都文化祭典やほかのイベントと重なり、会社内は忙しく、社員の方は休みなしで働く週もある。 私の研修内容は、研修先主催の敬老の日に行われるイベントのパンフレット作成、会場先との打ち合わせ同行、チケット発送の手伝いなどだ。 初日から1週間はパンフレット作成にあたった。このパンフレットには、毎年インターンシップ生の企画ページがあり、そのページを担当した。まずは、考えた企画をみてもらい、どれにするかを決める。その後、取材先を探し、取材に行き、記事を書くという流れだ。 パンフレット一つにしても、イベントに来るお客さんの年齢層やイベントのコンセプトに合わせたものを考えなければいけない。常に、お客さんの目線で作っていかなければいけない。 また、会場先との打ち合わせに同行した。イベント当日の流れと会場内のことについて打ち合わせをする。ほかのイベントの打ち合わせにも同行させてもらった。この打ち合わせは、イベントの出演者や大まかなステージ位置などの打ち合わせをした。 パンフレット入稿後は、チケット発送の手伝いをした。研修初日がチケット予約の日だったので、たくさんのチケットを発送しなければならなかった。チケットの管理はすべて手作業で行われていた。 今回は、現場を3度体験することができ、イベント当日は、受付や物販、舞台などいろいろな部分を見ることができた。現場では、音響さんや照明さんなどたくさんの人と話す機会があった。実際に働いている人に話を聞くと仕事の大変さや楽しさなどを聞くことができる。こういう機会があるのもインターンシップのよいところだ。 実際に会社で働いてみることで学生と社会人の違いや、自分の興味のある業界のことを少しでも知ることができる。このような経験は今後役に立つときがきっとくるだろう。
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