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[ 宗教系大学院連合] 来年度より単位互換制度導入 <2005年12月>

 今年7月、本学を含む京都を中心とした宗教系6大学院と四つの宗教研究機関によって「京都・宗教系大学院連合」が設立された。その協定により、来年度からそれら6大学大学院の間で「単位互換制度」が導入されることとなった。現在、協定書内の規約や当制度導入による講義内容や科目数などの調整が各大学大学院、研究機関で進められている。

 「京都・宗教系大学院連合」に加盟している大学院は、大谷大学、高野山大学、種智院大学、同志社大学、仏教大学、そして本学の6校。それに加えて、高野山大学密教文化研究所、種智院大学密教資料研究所、同志社大学一神教学際研究センター、日本クリスチャンアカデミーの四つの研究所が加盟参画している。

 今後、花園大学の連合への加盟も決定しており、それに続き、ほかの宗教系大学も加盟していく予定だという。

 この連合では、京都を中心に宗教系の大学院および教育研究機関が包括的なネットワークを構築することを目指している。そしてそこで培われた学術的ネットワークを国内や海外の学生や研究機関に発信していき、その輪を広げ宗教間対話や相互理解、共同での学術研究などを発展させていく構想だ。

 各大学院の開講科目数は、本学大学院が24科目。続いて同志社大学院が18科目、大谷大学院が13科目、高野山大学院が4科目で、そのほかの大学院は未定としている。

 また、各大学とも、開講科目数は示していても具体的な提供科目の内容については現在検討中との見解を示している。  現段階では、講義の交換だけだが将来的には各大学の管理する図書館などの研究・資料施設の開放などが行われる予定だ。

 当制度導入により、各大学の規則にのっとり、加盟大学院が院生を相互に派遣し合い、単位の取得を認める。提供科目には、各大学院の特色ある科目が盛り込まれる。

 院生らは在籍する大学院の宗教、宗派を超えて、仏教、キリスト教、イスラム教などの他宗、他派の専門的な知識を学び、それを基に新たな視点から自らの宗教をとらえることもできるようになるとしている。

 これまで宗教系大学が、そこの宗教・宗派を超えて共同で学問研究に取り組んだ前例はなく、日本初の試みに各界からの注目を集めている。

 この協定について、その締結にかかわった本学文学部真宗学科の武田龍精教授は「日本の仏教界、初めての試みだ。この単位互換制度を通して、宗教、宗派を超えて相互理解を深め、将来的には地球レベルの問題に取り組めるようになればよい。それだけではなく、院生が相互に行き交うことにより、その大学院特有の雰囲気の中で学ぶことで、書物や講義内容以上の何かを身に付ける。また、研究が加盟機関内にとどまることなく、他の宗教関係機関にも広まってほしい」と語った。       
(加藤陽子)


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