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[ シルクロード壁画復元 ] よみがえる仏教壁画 公開シンポジウム<2005年12月>

▲パネリストがシルクロードについて語る
    =11月19日、本学深草学舎顕真館
 今回の壁画復元とは、現在は失われた中国・トルファンのベゼリスク石窟寺院の仏教壁画をデジタル復元することである。しかし、断片は世界中に散らばっていた。復元作業は、各国の美術館や博物館から壁画の断片のデータを収集することから始められた。映像には、世界初の試みである最先端の3次元CG技術が使われた。

 壁画映像は、NHKスペシャル「新シルクロード」の第2集「トルファン―灼熱の大画廊」に使われた。放映後は、多くの反響を呼び、アメリカのエミー賞にノミネートされることになった。

 この壁画復元プロジェクトは、本学文学部教授の百済康義氏(04年逝去)、本学経営学部教授の入澤崇氏、本学理工学部教授の岡田至弘氏、NHKディレクターの堅達京子氏の協力により成し遂げられた。

 こうして公開シンポジウム「シルクロード壁画復元」が11月19日に本学深草学舎顕真館でRECにより開催された。

 第1部の講演では、入澤氏、岡田氏、堅達氏がそれぞれの専門分野を通してベゼリスク壁画の復元する意義、本学理工学部の技術協力、NHKの情報収集について説明した。説明には、大型スクリーンでの高画質映像やパワーポイントを使うなど、見学者にわかりやすくするための配慮もあった。

 第2部のパネルディスカッションでは、第1部に続き3人がパネリストとして壁画復元プロジェクトを通しての経験や体験談を語り、「NHKの協力と理工学部の技術仏教学の学術が融合して完成された」と入澤氏、「大学の今後の研究につながっていく」と岡田氏、「龍谷の協力が不可欠、学術的な裏付けがなければならなかった」と堅達氏、さらに会場の参加者からの難しい質問などにも丁寧に受け答えて会場を盛り上げた。

 そして、文化遺産をデジタル技術で後世に伝える大切さを3人のパネリストが語り、シンポジウムは幕を閉じた。
記事=上村   聡
   写真=長谷川明子


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