このゼミナールでは、「伝統工芸」に関心を持つ多様な参加者によって構成される。本学学友のほか、芸術系大学の学生、着物織りや染物の伝統工芸職人、金属加工業関係者など多岐にわたる人々が集まっている。 これら参加者によって伝統工芸の技術や強みを生かし、新たな技術 と若い感性を融合させることで、時代や市場ニーズに即した新たな伝統工芸品の開発を試みる。 昨年の10月から開かれたゼミナールでは誰を対象に、どんな商品を提供するかが話し合われてきた。 その話し合いの過程で、参加者として集まった職人たちの京物の伝統工芸を作る技と学生の感性を生かした商品を作り上げることや京都の大学に通う学生を対象とすることが決定した。 ゼミナールの6回目にあたる会合では商品アイディア・シートを用いた企画案が提案された。個々人が、設定したコンセプトに即して商品企画案を提出した。その商品を提案する背景や既存市場における商品の差別化、そのビジネス規模を説明した。また企画案に留まらず、調達可能資源や必須資源を挙げ、誰が何をすることができるのかを明確に発表した。 「実際に商品を作り上げることが当ゼミナールの主旨です」とREC職員の松山さんが述べるように参加者たちの能力を余すことなく生かすことで商品化の実現を目指す。 次回の会合は2月17日を予定し、その間はゼミナールを監修する小谷貞夫さんと参加者との面談で商品の具体的方針を話し合うこととなる。
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