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[ シンポジウム ] 京都・宗教系大学院連合設立記念シンポジウム <2006年1月>

▲今後の抱負を述べる
         本学教授武田龍精氏
      =1月7日、同志社大学寒梅館
 1月7日、同志社大学寒梅館ハーディーホールにて京都・宗教系大学院連合(以下K‐GURS)設立記念シンポジウムが行われた。

 まず、本学大学院文学研究科教授の武田龍精氏は「K‐GURSがわずか半年で設立できたのは、各大学の尽力のたまものだ。メディアの反響も大きく、いずれは世界へも発信し、宗教以外にも連合を広げたい」と抱負を述べた。

 次に、佛教大学客員教授の加藤周一氏による基調講演が行われた。加藤氏は、「社会的背景が違えば、研究・議論も違ってくる。宗教間の対話においては相互の理解が必要になる」と語った。

 続いて、大谷大学大学院文学研究科教授の門脇健氏、種智院大学仏教学部教授の頼富(よりとみ)本宏氏、同志社大学大学院神学研究科教授の森孝一氏、加藤氏らによるパネルディスカッションが行われた。

 門脇氏は「分からないから議論が続く、分かったらそこで終わる。理解だけでなく問いを共有することが、宗教間の対話でも重要だ」と述べた。

 富氏は「ボロブドゥール大塔にある浮き彫り像から読み取れるように、宗教間の対話は抽象的にならすることは可能だ」と語った。

 森氏は「シカゴ万国宗教会議での平井金三のように、相手を理解し敬意を払うことが必要だ」と語り、加藤氏がそれぞれにコメントするという流れで進んだ。話は戦争にも及び、日本の憲法やイラク戦争などについて討論がなされた。予定時刻を30分も超えるこの熱い討論が終わった時には、会場から大きな拍手が沸いた。

 最後に、同志社大学大学院神学研究科教授の小原克博氏が閉会のあいさつで「K‐GURSにはどんな未来があるか、分からないから楽しみだ。みんなで和気あいあいとやっていきたい」と言い、幕を閉じた。  
記事=坂口寛朗
撮影=加藤陽子


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