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[ 講演会 ] ホームレス自立に向けて ビックイシュー講演会 <2006年12月>

▲聴衆からの質問に答える光富氏
 =11月28日、本学深草学舎21号館201教室
 11月28日に本学深草学舎21号館101教室にて「ビッグイシュー講演会〜ホームレスと市民をつなぐ方法〜」が開催された。講演会にはビッグイシューのスタッフとして働いている土井亨氏と販売員の光富紳弥(みつとみしんや)氏が招かれた。ビッグイシューとは、ホームレスの人たちに雑誌販売の仕事を与え、自立するための支援を行う事業のことだ。

 ホームレスの人たちに与えられる仕事は、ビッグイシューが発行している雑誌を路上にて一冊200円で販売することである。初めの10冊は無料で販売員に提供される。その売り上げ2千円から一冊90円で再び販売員が雑誌を仕入れて売る。そして、一冊につき残りの110円が販売員の利益となる。これを繰り返して金をため、安定した仕事と住居を見つけることを目的としている。

 土井氏の話によると、現在ビッグイシューの販売員は全国で100から120人とのことだ。年齢は18歳から70歳以上と、さまざまである
。しかし、販売員には「孤独な立仕事」、「ホームレスであることをカミングアウト」、「計画的な資金運用」といった三重苦がある。ホームレスでアルミ缶回収の仕事をしている人もいるが、1キログラム120円にしかならない。それに比べると、一冊7グラムの雑誌を販売するビッグイシューに属しているホームレスの生活水準は高い方だという。

 光富氏の話では質疑応答を中心として進められた。来場者たちは積極的に質問をした。「ホームレスや販売員を経験して得たことは」という質問に対し光富氏は「販売をすることでいろいろな人と知り合え、性格も見ることができた」と答えた。今では仕事の依頼もきており、「住居を借りる金がたまりしだい就職したい」と語った。

 また、光富氏は「特定の人ばかりではなく、他の人にも買ってもらいビッグイシューを知ってほしい。そして、そういう人ともコミュニケーションをしたい」と学友にメッセージを送った。
記事=西村美紀
撮影=瀧沢浩己


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