ホームレスの人たちに与えられる仕事は、ビッグイシューが発行している雑誌を路上にて一冊200円で販売することである。初めの10冊は無料で販売員に提供される。その売り上げ2千円から一冊90円で再び販売員が雑誌を仕入れて売る。そして、一冊につき残りの110円が販売員の利益となる。これを繰り返して金をため、安定した仕事と住居を見つけることを目的としている。 土井氏の話によると、現在ビッグイシューの販売員は全国で100から120人とのことだ。年齢は18歳から70歳以上と、さまざまである 。しかし、販売員には「孤独な立仕事」、「ホームレスであることをカミングアウト」、「計画的な資金運用」といった三重苦がある。ホームレスでアルミ缶回収の仕事をしている人もいるが、1キログラム120円にしかならない。それに比べると、一冊7グラムの雑誌を販売するビッグイシューに属しているホームレスの生活水準は高い方だという。 光富氏の話では質疑応答を中心として進められた。来場者たちは積極的に質問をした。「ホームレスや販売員を経験して得たことは」という質問に対し光富氏は「販売をすることでいろいろな人と知り合え、性格も見ることができた」と答えた。今では仕事の依頼もきており、「住居を借りる金がたまりしだい就職したい」と語った。 また、光富氏は「特定の人ばかりではなく、他の人にも買ってもらいビッグイシューを知ってほしい。そして、そういう人ともコミュニケーションをしたい」と学友にメッセージを送った。
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