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[ 福祉フォーラム ] 子どもの心と成長について考える <2007年4月>



▲福祉フォーラムの様子

 3月10日、11日の二日間にわたり、本学瀬田学舎において「子どもたちをどう守るか」をテーマとした、龍谷大学福祉フォーラム主催のイベントが開催された。イベントには実際に、福祉の現場にかかわる人をはじめ、多くの人が参加した。龍谷大学福祉フォーラムは人間らしい暮らしができる地域づくりのために、福祉という切り口から多様な立場の人々が集い、協同していく場としてさまざまな取り組みを行っている。今回のイベントはその一環である。

 10日は6号館のプレゼンテーション室で第一部は講演会、第二部はシンポジウムが行われた。「子どもの悲鳴が聞こえる〜子どもたちの今〜」と題された講演会は、講師に本学文学部教授で精神科医の友久久雄氏が招かれた。

 友久氏は、06年10月に奈良県で起きた放火事件を例に、犯人である少年の境遇を解説した。どうして事件が起こってしまったのかを話し、親の何げない態度や言葉が子供の心に大きな影響を与えると述べた。

 第二部のシンポジウムでは、本学社会学部助教授の山田容氏がコーディネーターを務め、シンポジストに滋賀県彦根子どもセンター専門員の菅野道英氏、児童養護施設つばさ園主任児童指導員の石塚かおる氏、CAP滋賀の久保宏子氏の三人が招かれた。

 シンポジストの三人は、それぞれの活動の現状と問題について述べた。その中で、菅野氏は児童相談所の業務や課題などを説明した。さらに、虐待家族の支援や、しつけと懲罰の違いなど子育てでの落とし穴について話した。

 11日は2号館の213教室から216教室までの4教室に分かれ、講義とワークショップが行われた。テーマは、専門職向けワークショップ「家族と子ども―その理解と支援」、「地域での子どもの安全・見守り活動」、「地域における子育て支援の取り組み」、講義「子どもの発達を学ぶ」の四つ。どの講義も意見を交換しやすいよう、机を囲むように座り、活発に議論が交わされていた。

 イベントが終わると、参加者からは「最初は参加するか迷ったが、来てよかった。広くいろんなことが学べ、職場でも生かしていきたい」、「実際に福祉の現場で働いている人と交流することができ、内容も素晴らしかった」といった声が聞かれた。

 龍谷大学福祉フォーラムでは07年度個人会員を募集している。申込は電話・FAX・ホームページで受付けている。
記事=大西 遥
撮影=入海美紀


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