◆大学全体で意識改革を 本学は国の法律である省エネ法に基づき大学全体の年間エネルギー使用量を1%削減する義務が課せられている。そこで大学側は省エネルギー(以下、省エネ)の推進に乗り出し、省エネルギー推進委員会を立ち上げた。省エネルギー推進委員会は本学が使用しているエネルギーを減少させるために、06年度から教職員、学友に対して省エネの関心を持ってもらおうとさまざまな取り組みを行ってきている。 世界全体で地球温暖化が懸念されている昨今、本学においてもエネルギー削減に対する試みがいよいよ本格的に行われている。 具体的な例としては、今年2月から一カ月間、京都府全域で実施された「脱温暖化行動キャンペーン」に参加し、教職員に省エネに関しての意識改革を促した。さらに、可能な限りでの公共交通機関や自転車利用、両面コピーによる紙の使用量削減、暖房設定温度を20度以下に設定、ウォームビズ実践など、省エネルギーへ向けての取り組みを推進した。 また、本学の省エネルギー推進委員会が独自に行っている活動として、教職員、学友を対象に省エネに関する標語を募集。標語チラシの配布、標語ポスター・立て看板の掲示、さらには「キャンパスの省エネ対策」と題した講演会やシンポジウムも開かれている。講演会には教職員や学友のほかに、樹林や生協の関係者も招き、本学全体が省エネに対しての心掛けを持つように訴えかけた。本学教室の電気スイッチ付近には、節電を促すシールも貼られており学校全体が省エネに向けて動いている。 本学財務部に勤め、省エネルギー推進委員会の好村伸也氏は「今の時代において省エネは一人ひとりが考えなければならない問題。今後は大学側からだけではなく、学友側からも自発的に省エネに対してのアクションを今まで以上に起こしていってほしい」と語った。 ◆学友による環境活動も充実 大学側の環境活動に対し、学友による活動も活発に行われている。活動の一つに、瀬田ボランティアセンターが事業の一環として、エコ恋(れん)ジャーという団体を設立した。 エコ恋ジャーは、06年6月に理工学部教授、竺(じく)文彦氏の「大学のレジ袋は有料化すべきだ」という発言に、当時環境問題に関心を寄せていた瀬田ボランティアセンタースタッフ数名を集め、結成した団体である。 この団体の目的は、面白く、楽しく環境活動をし、かつ学友に親しみやすい方法で環境問題について関心を持ってもらい、学友の環境活動を行うきっかけを作ることを目標に掲げて活動している。 主な活動内容としては、生協のレジ袋を有料化させる企画を生協理事会に提案している。 この企画の目的は、レジ袋の有料化によって学友にレジ袋がなぜ有料化されるのかを考えさせることだ。それによって、学友に環境問題への関心を高めてもらうことを目的としている。また、瀬田ではレジ袋有料化に関するアンケートを実施した。 ほかにも、昨年の龍祭において3R(リユース・リデュース・リサイクル)に関するエコパネル展を開催した。また、今年1月には竺教授などを招いて二日間、エコ講演会を開催するなど、現在も積極的に活動に取り組んでいる。 エコ恋ジャーでは活動内容をあまり固くしないことを心掛けている。メンバーの浅田恵理さん(社4)は「面白く、楽しく活動して、気付いたらエコだったというように環境問題に取り組んでいきたい」と、話している。
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