>>龍谷大学新聞社トップ>>過去の記事>>学内ニュース>>2008年1月
[ 記念講演会 ] 「鉄人」衣笠祥雄氏が講演 継続の重要性伝える <2008年1月>

▲自らの野球人生を語る衣笠氏
 =昨年12月12日、京都市呉竹文化センター


 昨年12月12日、京都市呉竹文化センターにて、2007年度オープンカレッジ「ふれあい大学課程」の一環として記念講演会が開催された。講師として、元プロ野球選手の衣笠祥雄氏が招かれた。衣笠氏は野球を通し、自分にチャレンジし続けることの大切さを伝えた。

 衣笠氏は現役時代、広島東洋カープで活躍。頑丈な体と不屈の精神力から「鉄人」と呼ばれた。講演会は「明日を信じて」と題し、衣笠氏は自らの野球人生を語った。

 通算2215試合連続出場記録を持つ衣笠氏も入団当初は失敗の連続だった。衣笠氏は「周りは上手い人ばかり、『練習すれば試合に出られる』ということが信じられなくなった」と当時の心境について語った。

 そんな中、衣笠氏はなぜグラウンドに向かうのかと、自分自身に問い掛けた。衣笠氏は「ボールを遠くへ打つことが好きだった。だから、年間で20本ホームランを打つことができる選手になろう」と決意した。

 衣笠氏は、自身で決めた目標に向かって練習に励んだ。これができれば一軍に上がれるという希望を持っていたという。肉体的、精神的にも追い込まれたが、自分を信じて突き進んだ。

 そしてついに一軍での初打席を迎えた。結果は三振だったが、衣笠氏は「力いっぱい振った感触が手のひらに残った。その瞬間、今までの練習が間違っていなかったことを確信できた」と、努力して続けていくことの大切さを語った。

 最後に、衣笠氏は「強いチームは目標のためにあきらめない。野球は何があっても終了の時点で勝てば良い。だから、そのために今できることを精一杯するべきだ」と語り、講演会は終了した。 

 ※衣笠祥雄(きぬがさ さちお)  47年京都府京都市生まれ。84年にMVP、打点王など数々のタイトルを獲得。87年には連続出場2215試合を達成し、当時の世界記録を塗り変えた。同年、その功績がたたえられ、国民栄誉賞を受賞する。

関連記事
記事=小島未来
撮影=田中寛尚


龍谷大学新聞社
掲載内容の無断転載を禁止します。
Copyright 2004 Ryukoku Univ. Press All rights reserved.