VOCALOIDという言葉は造語で、「本物の声に近づきたい」という意味が込められている。 VOCALOIDはまず、実際の歌手からさまざまな声の素片を周波数領域で接続し、加工することでデータベースを作る。それをもとに、ライブラリーを作成してソフトウェアにしてVOCALOIDは出来上がる。特に有名なVOCALOIDは07年に発売された『初音ミク』だ。 剣持氏はVOCALOIDを作った理由について「今までシンセサイザーのように『音』を合成することはできたが『声』を合成するソフトはなかった。本物の声に近づくものを目指して作ろうとした」と語った。VOCALOIDに求められている点として、歌詞が聞き取れること、リズムがスムーズであること、自然であることの3点を挙げた。 VOCALOID作成時のエピソードとして剣持氏は「ピッチ、音色、タイミングの調整が大事。うまく繋げられなければ聞くことはできない。特に英語は日本語に比べデータベースを多く必要とし、完成するまでに時間がかかった」と語った。 また、初音ミクの人気について、動画投稿サイトの存在やキャラクターの設定など、企画内容の充実を挙げた。 最後に、剣持氏は「大学で専門にしてきたことが将来の職業に関係するとは限らない。学んだことが違う分野であっても役に立つことは必ずある」と学友にエールを送り講義を締めくくった。
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