産官学連携とは、RECを通じて、国の機関・地方公共団体もしくは、企業などの研究者や技術者と、本学の各専門部門のスタッフが協力することを指す。直面する課題についてより実りある成果を目指し、科学技術の研究を共同で行うことで、これからの科学技術の発展を促すことを目的としている。 始めに、株式会社中農製作所の代表取締役社長の中農康久氏によって、「顧客ニーズに柔軟に対応できる精密切削加工技術と産官学連携による自社商品開発」と題した基調講演が行われた。 講演の中で中農氏は、「ものづくりは、人づくり」と語り、社員一人ひとりが責任をもって仕事に取り組む姿勢が大切だと示した。 また、中農氏は自社商品である抗酸化セラミックスとEM(有用微生物群)技術の応用について語った。開発に至るまでの経緯として、REC実験室でEMの抗酸化作用について実証することができたことを明らかにした。事例の一つに、本学の信楽窯業(しがらきようぎょう)技術試験場で試作品を製造したことを挙げ、産官学連携の利点を語った。 本学理工学部の堀川武教授は、「機械・構造物の疲労強度設計と2、3の実例」として、疲労限度設計の流れを述べた。講演ではさまざまな計算を経て機械や構造物を設計することを、ボルトなどを例に説明した。 最後に、同セミナーに関連した研究内容が記されたパネル展示を交えての懇親会が行われた。参加者はパネルを見ながら話し、意見を取り交わすなどして交流を深め、セミナーは終了した。
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