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[ シンポジウム ] 第3回国際シンポジウム 資源問題を考える <2008年4月>

▲水資源について語る中村尚司教授
 =2月23日、本学大宮学舎清和館ホール

 アフラシア平和開発研究センターが主催する第3回 国際シンポジウム「悲鳴をあげる資源」が2月23日と24日の二日間、本学大宮学舎清和館ホールにて開催された。今回で第3回となる同シンポジウムは、アジア・アフリカ資源の消費問題に焦点を置いたもので、国内の大学だけでなく、海外の大学も多数参加し研究結果の報告を行った。

 23日はアジア・アフリカでの資源闘争、資源管理、水資源をテーマとした三つのセッションが行われた。

 本学経済学研究科の中村尚司教授は水資源に関して報告を行った。中村教授は南インドやスリランカにおける現代のかんがい農業に用いる水の利用法について説明。「スリランカの水田は、水が循環するように出来ている。これは古代スリランカ人の最後の1滴まで水を大切に扱うという意識が、現代のスリランカ人にも引き継がれているからだ」と述べた。

 中村教授は今回の調査で得られたこととして、水資源の利用を多様化するにはかんがいと排水を分離できないこと。貯蓄システムはかんがいを用いない農業の視点から考え直すこと。孤立や個々の源泉に依存するだけではなく、外部からの支援も人々の自立には必要なことの三つ項目を挙げた。


▲代価燃料について語る鈴木准教授
=2月23日、本学大宮学舎清和館ホール


 同じく水資源のテーマで報告を行ったアフラシア平和開発研究センターの石坂晋哉氏は、ガンジー主義と呼ばれる平和運動の視点から報告を行った。環境を無視したダム建設に非暴力で立ち向かう、ガンジー主義者バフグマーの運動を中心に、インドにおける水質汚染の進行を報告した。

 24日は新しい技術とシステムが与える地域資源への影響と緊張する石油経済の二つのセッションが行われた。

 本学経済学部の鈴木智也准教授は、ガソリンから代替燃料への切り替えに関する報告を行った。鈴木准教授は数学的なモデルを利用し原油価格の推移を算出、代替燃料価格と化石燃料価格の比較を行った。

 同シンポジウムの主催責任者である経済学部の河村能夫教授は「今回のシンポジウムで新たな研究の目標を明確にしたかった。その目標も明確になり次につながるシンポジウムとなった」と話した。
記事=光安隆
撮影=岩田慎吾、太田小百合


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