23日はアジア・アフリカでの資源闘争、資源管理、水資源をテーマとした三つのセッションが行われた。 本学経済学研究科の中村尚司教授は水資源に関して報告を行った。中村教授は南インドやスリランカにおける現代のかんがい農業に用いる水の利用法について説明。「スリランカの水田は、水が循環するように出来ている。これは古代スリランカ人の最後の1滴まで水を大切に扱うという意識が、現代のスリランカ人にも引き継がれているからだ」と述べた。 中村教授は今回の調査で得られたこととして、水資源の利用を多様化するにはかんがいと排水を分離できないこと。貯蓄システムはかんがいを用いない農業の視点から考え直すこと。孤立や個々の源泉に依存するだけではなく、外部からの支援も人々の自立には必要なことの三つ項目を挙げた。
24日は新しい技術とシステムが与える地域資源への影響と緊張する石油経済の二つのセッションが行われた。 本学経済学部の鈴木智也准教授は、ガソリンから代替燃料への切り替えに関する報告を行った。鈴木准教授は数学的なモデルを利用し原油価格の推移を算出、代替燃料価格と化石燃料価格の比較を行った。 同シンポジウムの主催責任者である経済学部の河村能夫教授は「今回のシンポジウムで新たな研究の目標を明確にしたかった。その目標も明確になり次につながるシンポジウムとなった」と話した。
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