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[ 福祉フォーラム ] 前期「共生塾」開催 福祉のまちづくり考える<2008年7月>

▲自身の考えを語る富野教授(左)と岩川氏(左)
 =6月28日、本学瀬田学舎4号館201講義室


 龍谷大学福祉フォーラム08年度前期「共生塾」が本学瀬田学舎4号館201講義室にて開催された。今年度は「『福祉のまちづくり』モデルの光と影」と題され、全3回の日程が予定されている。6月28日に行われたテーマは「21世紀のまちづくりビジョン」。前鷹巣町長の岩川徹(てつ)氏と本学法学部教授で、前逗子市長の富野暉一郎教授を講師に、まちづくりの実践、理念、展望について語った。

 講座に先立ち、鷹巣町の福祉政策についてのドキュメンタリー映画「あの鷹巣町のその後」が上映された。映画には「ケアタウンたかのす」など、岩川氏がかつて政策で取り組んだ福祉について上映された。

 上映後は、岩川氏が講演を行い、町長を務めていたころの経験を語った。岩川氏は、92年にデンマークの福祉の考え方を学び、政策で「福祉のまちづくり」を実践した。岩川氏は「デンマークは対等な人間関係で、連帯してやっていこうという連帯国家。生活の当事者の意思によって社会を作り上げるという思想がある」と説明した。

 また、自身が行ったまちづくりに関して「公約は住民によって作られる。そのため、直接参加型の政策的集団、住民参加型の町民組織を提案した。自分たちのまちは自分たちで作るのだ」と住民主体の重要性を述べた。加えて、鷹巣町のグループホームなどの写真を用いて話を進め、講演は終了した。

 続いて、富野教授による講演が行われた。富野教授は神奈川県逗子市長として市民自治や市民運動を経験したことに基づいて語った。

 富野教授は、逗子市民の市民運動を挙げ、「自分の気持ちから動き、自分の言葉で始め、自分で動く。これは住民一人ひとりの成長につながる」と話した。

 加えて、「一人ひとりの実践と、縛られず自分たちがやりたいときに行うことが、持続的で強く、住民が生活と直結しながらできる運動体」と述べた。また、社会全体が全員で全員を支える大切さを説いた。

 講演後は岩川氏と富野氏の討論が行われた。両者が参加者の意見に丁寧に答える場面も見られた。

>>第2回福祉フォーラム
記事=泉幸奈
撮影=渡辺仁


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