>>龍谷大学新聞社トップ>>過去の記事>>特集・企画>>2006年1月
[ レタス ] レタスには驚くべき効果が!? <2006年1月>

▲眠気を誘うレタス料理
 ピーターラビットの絵本の一節に「レタスを食べ過ぎると催眠薬のように効く…」というのがある。レタスを食べると眠くなるというのは本当だろうか。確かめるため、実験をしてみることにした。

 レタスには、「ラクッコピコリン」という眠気を誘う成分が含まれている。ラクッコピコリンはレタスのしんに多く含まれており、しんを押すと出てくる白い汁がこれである。葉の部分にも含まれてはいるが、しんの部分の半分以下になってしまう。よって睡眠効果は、レタスのしんまで食べないと期待できない。人が眠くなるには、メラトニン・セロトニンという睡眠誘導ホルモンが必要なのだが、ラクッコピコリンはこのホルモンと同じ働きを持っているのだ。ラクッコピコリンは即効性で、30分くらいで効果
が現れるという。それでは実験を開始しよう。

 実験にはレタスとサニーレタスを用いた。まずレタスであるが、葉のほうはサラダにして、しんの方は生では食べにくいので、豚肉と炒めて塩コショウで味付けしたものと、シメジと炒めて塩コショウ、バターで味付けしたものを作った。サニーレタスではカニカマボコとチーズを使い、生春巻きを作ってみた。今回の実験では7人に協力してもらい、全員空腹の状態で行った。

 これで本当に眠くなるのか不安であった。実験結果で眠くなった人は4人で、ならなかった人は3人だった。前者は4人とも激しい眠気に襲われた。かなり大雑把な実験だったにもかかわらず、ここまで効果があったことに驚いた。この実験から、レタスで眠くなることはあるようだ。

 ラクッコピコリンにはほかにも自律神経のバランスを整える効果もあるので、ストレス解消の働きもある。レタスのしんに含まれる食物繊維はコレステロールを排出し、血液中のコレステロール値を下げる効果を持つ。またレタスのビタミンCは抗酸化力を持っているので、免疫力向上の効果も期待できる。

 このようにレタスにはさまざまな作用があることが分かった。普段レタスは脇役であるが、この機会にぜひメインでも食べてみるのもいいだろう。  
記事=柴田由佳
撮影=梅基健治


龍谷大学新聞社
掲載内容の無断転載を禁止します。
Copyright 2004 Ryukoku Univ. Press All rights reserved.