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[ 大宮 ] 学友を見守り続ける 旧守衛所 <2008年4月>

 本学大宮学舎に入ってすぐ左にある、旧守衛所。現在は本学オリジナルグッズの展示館になっているので旧守衛所だとはあまり気付かないだろう。だが、この何気なく佇んでいる小さな建造物が重要文化財に指定されていることをご存知だろうか。

 大宮学舎の落成は今から約130年前の明治12年。本学の前身である西本願寺大教校の施設として現在の場所に建てられた。現在の大宮学舎の本館は当時の講堂、北黌(ほっこう)と南黌(なんこう)は寄宿舎だった。そしてそれらに正門と旧守衛所を加えたものが、初期西洋建築の貴重な建築物として重要文化財に指定されている。

 これらの建物は「擬洋風建築」といわれ、当時の大工が洋風の建築を模倣して建てたとされている。一見洋風に見えるのだが、細部を見ると和風の要素も組み込まれている。ちなみに、「木造石貼り建築」と呼ばれる技法で建てられた建造物の中で、ほぼ完全な形で現存するのはこの大宮学舎の本館のみだ。

 旧守衛所の側壁はレンガで造られており、四隅は石材が囲っていて本館とは違う造りになっている。側壁のレンガは所々で色が違い、ここに建ち続けてきた歴史を感じさせるようだ。

 旧守衛所の中はオリジナルグッズの展示館になっており、少し変わったグッズも展示されている。大宮学舎の改修記念に作られた念珠や掛け軸、さらには純米吟醸の「龍」という酒もある。グッズだけでなく大教校落成の様子が描かれた図も展示されているので、一度じっくり見てほしい。

 100年以上もの歴史を見つめてきた大宮学舎。まだ威厳を残す旧守衛所は、目の前にある現在の守衛所とともに私たちを見守り続けている。

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(入海美紀)


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