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[ 大宮 ] 歴史と伝統の 大宮図書館 <2008年4月>

▲広々とした図書館内部


▲国宝に指定されている『類聚古集』

 本学の図書館は、深草・瀬田・大宮の各学舎ごとに設置されており、それら三つを併せて「龍谷大学図書館」と呼ばれている。

 その中でも今回紹介する大宮図書館は、人文科学系の書物を中心に所蔵しており、特に真宗・仏教・文学に関するコレクションは、質と量ともに日本有数のものである。また、国宝や重要文化財などの歴史的に貴重な資料を多く収蔵していることも特徴だ。

 深草や瀬田の図書館より長い歴史を持つ大宮図書館。現在の大宮図書館は、旧図書館の老朽化が進んでいたため2年7カ月にわたり改修工事が行われ、06年2月に完成した。改修後の大宮図書館は、貴重書を次世代に残すために、耐震技術が取り入れられた。また資料を適切な温度と湿度で保存できる書庫が整備された。

 大宮図書館には「龍谷蔵」と呼ばれる宝庫があり、多くの貴重書や重要文化財、大谷探検隊の資料などが保管されている。その中でも特に有名なのが、『類聚(るいじゅう)古集』と『混一疆理(こんいつきょうり)歴代国都之図』だ。

▲改修後の外観


 『類聚古集』は『万葉集』の歌を短歌・長歌・旋頭歌といった歌体別にまとめ、さらに四季や山水などの題材を分類別に再編集したものだ。この写本は本学にしか現存せず、国宝に指定されている。
 『混一疆理歴代国都之図』は、600年以上前に作成された中央アジアを中心とした世界地図で、日本列島の向きが右に90度傾いているのが特徴だ。またこの地図は、08年度の大学入試センター試験の問題にも採用された。

 源氏物語の千年紀である今年は、5月に源氏物語の展観が行われる予定だ。それに合わせて、「源氏物語絵巻」といった関連する資料の展示を検討している。

 大宮図書館の巻野利彦氏は「利用者の多くは文学部の3、4回生や教授だが、他学部の学友も気軽に利用してほしい」と話した。
(金海寛文)
資料提供=本学大宮図書館


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