先月、万景峰(マンギョンボン)号が新潟に入港した。北朝鮮に対して経済制裁を行うようにとの声が上がっている中でのことだ。経済制裁は拉致問題を早期解決するため、北朝鮮との通商を制限し、大きな打撃を与えようというものだ
日本は北朝鮮にとって、中国、韓国に次いで、第3位の貿易相手国となっている。経済支援国としては、第2位の相手国になる。経済制裁を実施すれば、北朝鮮にとって大きな痛手となる。だが、日本も痛手を被る 財務省貿易統計によれば、03年の北朝鮮との貿易総額は308億円で、うち202億円が北朝鮮からの輸入総額だ。また、輸入品では生鮮魚介類(代表的なものはアサリ)が最も多く、90億円と全体の45%を占める。北朝鮮からの輸入にこんなにも依存していたとは、思ってもみなかっただろう。経済制裁をするにあたっては、早急に国産増産や代替輸入に努めなければ、日本の商業に悪影響が出てしまう 北朝鮮は中国、韓国との貿易を強める一方、日本との貿易を減らしている。つまり、中国、韓国との貿易を深化させれば、経済制裁の穴を十分に補えうる。そんな状況の中、日本だけで行う経済制裁に効果を求めることができるであろうか。日本の商業だけに悪影響を与えるとしか思えない 経済制裁を実施するなら、中国と韓国の協力は必要不可欠と言わざるを得ない。そのためには、中国と韓国との交友を今まで以上に強めなければならない。このままでは、金正日(キム・ジョンイル)総書記の思うつぼだ。
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