「全体的に悪かった」と柳本主将は試合後語った。この日、体調を崩し本来の力を出せずにいた柳本。それでも4回戦までは相手の攻撃に合わせて一本を奪う戦法で勝ち進む。 続く5回戦の相手は桃山学院大油谷。柳本は開始30秒、相手をコート端に追いやり、相手が出してきた攻撃に合わせて面突きを決める。「二本目も同じように取りたかった」と語る柳本だが、相手の面突きがかわせない。同点とされた後慎重になりすぎたのか、柳本は間合いを詰めて攻めることができなくなる。その間に相手に間合いを詰められ、胴蹴りを打たれる。柳本は腕で防御するものの判定は一本。まさかの柳本5回戦敗退に場内は騒然とした。 一方、前回同大会3位の上田。上田は終始攻め続けて一本を奪う戦法で勝ち進んでいく。しかし4回戦、岡山商科大岩井に押され、開始40秒で面突きを決められてしまう。その後攻めるが決定打は出ず、残り30秒を切ったところで胴突きを決められて敗退。試合後、「ペースを奪われて足元をすくわれた。こんなところで終わりたくなかった」と上田は悔しそうに語った。 今大会、龍大は例年のように相手を圧倒する姿は見られず、格下相手に苦戦、敗退する選手が続出した。その結果、龍大が7年連続で入賞していた記録は途切れてしまった。昨年度引退した岩尾、福田の二人が抜けた穴はやはり大きい。しかし「こんなところで終わりたくない」と上田が語ったような思いを胸に練習を重ね、再び龍大が王座に返り咲くことを期待したい。 ●柳本主将の話 「余裕を持ちすぎて自分の試合ができなかった。次の大会までに練習を一からやり直す」
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