スーツをパリッと着こなす人と、だらしなく見えてしまう人。その違いはサイズと日々の手入れにある。就職活動で必ず役立つ、スーツの着こなし術を研究してみた。
今では既製品が主流のスーツも、昔はフルオーダーで作ることが普通であった。そのことが示すように、スーツはサイズが命だ。スーツが大きすぎると頼りなく、また、清潔感に欠ける印象を与えやすく、小さすぎると余裕のない印象を相手に与えてしまう。体型は人それぞれ異なるので、その人に最も合ったサイズを選ぶべきなのだ。ましてや友達のスーツを借りて就職活動を乗り切ろうなどという考えは、もってのほかである。 そこで、簡単にサイズをチェックする方法を紹介したい。スーツを着たとき、スーツの背中や袖山にしわができていないだろうか。縦にしわができたらサイズが大きく、横にしわができたらサイズが小さいと思ってもらえばいい。 ワイシャツの場合、首周りは実寸+2センチ、後ろ首の中心から手首のくるぶしまでの裄丈(ゆきたけ)は実寸+2〜4センチがちょうどよいサイズだ。MやLなどの表示だけでなく、これを参考にしてほしい。 自分に合ったサイズのスーツが分かったら、それを大切に着よう。そうしないと、スーツは大きな力に耐えられる構造ではないので、力が加わると服の繊維が伸びてしまうのだ。フォーマルな場に、型の崩れたスーツを着て行くわけにはいかない。それを防ぐためにも、ポケットにはハンカチより重いものを入れてはいけない。かばんを肩に掛けるという行為も、同じ理由で避けるべきだろう。 スーツは着た後のケアも大切だ。一日着たスーツは汗や湿気を吸っている。最低二日間休ませることによって、いつも良い状態で着られるようになる。余裕があるなら三着そろえるのが一番だが、なかなかそうはいかないだろう。そこで、清潔感を出すためにも最低限、パンツのクリース(中心の縦線)はしっかり作っておこう。これはパンツを立体的に見せ、足の長さを強調する効果もある。あと、ブラッシングをすることで、シミや虫食いも防止できる。 ここまでやれば、あとは靴や小物にも気を配るとよい。スーツを格好良く着こなした自分を、多くの人に売り込む準備は整った。体調に気をつけて就職活動を乗り切ってほしい。
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